商店街

とりあえず、商店街まで来てみたけど
これから、どうしよう?

まあ、歩きながら考えるか




ふう・・・
いろいろ見て回ったけど、どれもしっくりこないなぁ


あれ?
あそこにいるのは花穂じゃないか

「おーい花穂!」

花穂「あ、お兄ちゃま
 お兄ちゃま、どうしたの?お買い物?」


「まあ、そんなところかな
 ところで花穂はどうしたの?それにその荷物・・・」


花穂「あのね、花穂のお家のお風呂が調子悪くて、今日修理してもらうことになってるの
 だから今日はお風呂屋さんに行くんだぁ」


「そうなんだ。大変だね」

花穂「ううん。そんなことないよ
 あのね、そこのお風呂屋さんはおっきな湯船があって、ゆったりできるし
 それに、他にいろんな種類のお風呂があってね
 いろいろ入れるから、花穂、楽しみなんだぁ」


「そっか、花穂はお風呂が好きなんだ」

花穂「うん!大好き!それに花穂、温泉も大好き!」

「温泉か・・・暖まるし、疲れもとれて元気になれるからいいよね」

花穂「うん、そうだよねぇ
 あ、そうだ
 ねえ、お兄ちゃま。ちっちゃいころ、一緒に温泉にいったときのこと覚えている?」


「うーん、よく覚えてないなぁ」

花穂「花穂、すっごくよく覚えてるよ
 そこの温泉には露天風呂があって
 お湯につかって空を見上げたらまんまるのお月様が見えたの
 とってもきれいだったなぁ」


「温泉につかりながらお月見か、風流だねぇ」

花穂「いつか温泉に行きたいなぁ
 お兄ちゃまと一緒に」


「そうだね、行けたらいいね」



花穂「それじゃあ、花穂、お風呂屋さんに行ってきます」

「気をつけてね」



温泉かぁ・・・連れて行ってあげたら喜ぶだろうな

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