花屋
花穂、お花好きだからそれに関連するものがいいかもしれないな
うわぁ
お花って、けっこう種類があるんだ
まいったなあ、どれがいいのかわからないぞ
・・・
あれ?あそこにいるのは
「やあ、花穂。こんにちは」
花穂「あ、お兄ちゃま。こんにちは」
お兄ちゃまもお買い物?」
「うーんと、ちょっとお散歩のついでによってみたんだ
花穂はお買い物なの?」
花穂「うん。ママに頼まれて」
「そうなんだ」
そうだ!もしかしたら花穂の好みとかわかるかも
「ねぇ、花穂。僕もお買い物に付き合ってもいいかな?」
花穂「え!いいの?
やったぁ、お兄ちゃまとお買い物なんて、花穂うれしいなぁ」
「じゃあ、さっそく買い物しよう
何を頼まれたの?」
花穂「えっとね・・・」
「これで全部?」
花穂「うん。いいみたい
よかったぁ、お兄ちゃまと一緒だったから、お買い物あっというまに終わっちゃった」
「よかったね」
花穂「あ」
「ん?どうしたの?」
花穂「うんとね
あそこにあるジョウロがかわいいなぁって思ったの」
「あれ?」
花穂「うん。色もきれいだし、デザインもすてきだし・・・でも」
「でも?」
花穂「今もっているのはまだ使えるし、それに花穂、お小遣いもあんまりもってないから・・・いいや」
「そう・・・」
花穂「それじゃあ、お兄ちゃま。花穂帰るね」
「うん。気をつけてね」
花穂「はーい」
あの如雨露を誕生日プレゼントにしたらどうだろう
いいかもしれないぞ